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レギュラーコラム 高橋毅

[2008年10月25日]
vol.46『ネコまっしぐら』

tuyopn_081025_046_03.jpg 「えっ!? お前ってネコ飼ってるの? オレも飼ってるんだ〜。ちょっと見てみない?」
おもむろに携帯を取り出しては見せ、リアクションをうかがう。
「ど? かわいくね? でしょ?」


「あっ、そ、そ〜なんだ、かわいいじゃん」


 思っていたよりも薄いリアクションにがっくり。なんてことしばしば。
 そりゃそうだ。人のペット自慢されても困るわな。しかもクロネコだからディテールがさっぱり分かんないからフォルムで判断するしかないし……。そもそも馴染みがないから感情移入できないから、そんな感じのコメントが精一杯。分かるよ、その気持ち。


 以前まではペット自慢とかする輩を毛嫌いする傾向にあったボクだが、いざ自分が飼った瞬間180°方向転換。も〜〜〜かわいくて仕方がない。
 あっ、ネコの事です。我が家のクロネコ“トラ”の事です。


 さてこのトラ、大の問題児なのであります。
 『んぴみゃっ!!!』
 =はしゃいでいるときに発する奇声。


 『ゃな〜〜〜〜〜〜〜』
 =かまってちょうだいのサイン。


 『ゅむ〜〜〜〜ん。。。』
 =ちょっとやなんだけど、離してくんない?


 『んぎゃむ〜〜〜〜!!!!!(小声)』
 =鳥などの動物を見つけたとき。


 など、様々な声を使い分け、いきなり部屋中を所狭しと猛ダッシュを始めたり(これを“トラフェス”と命名)、こうやってパソコンに向かいキーボードをぱしぱししていても、その上にで〜〜ん!! と覆いかぶさり、作業困難に。。。
 ろうそくを点してみては上から覗き込み、右顔のひげがちりちりになったり。。。
 プリントされている最中に用紙を手でばりばりと破くもんだから、ファックスなんてまともに受信できたことがない。プリンターでも同じ事。。。はぁ、困った。
 猫とうまく暮らすには人間マターじゃなく、猫のための環境を整えることが大事らしい。いたずらする猫が悪いんじゃなくて、あらかじめいたずらされるであろうシチュエーションを想定した部屋つくりにするのがベターなのだ。


 そんなわけで、環境作りがうまくできないボクとしては、始終トラに振り回されっぱなしだ。
 やれ困った……、どうしたことか。。。


 さっきもそうだった。
 『ゃな〜〜〜〜〜〜〜』
 「今さ、そうめん茹でてるんだけど、、、」
 料理している最中に、案の定トラがカットイン!!
 「こらっ、おめ〜わっ!! やけどするからこっちに来んな!!」
 全くおかまいないで、黒目をまんまるにして左右に腰を振ってガスコンロに向かってジャンプ!!
 「わっ、ばか!! ダメだってば!! お〜〜〜いぃぃぃぃ!!!!」
 『んぴみゃっ!!!』
 むぎゅっと抱きかかえながらそうめんの茹で具合をチェック。
 『ゅむ〜〜〜〜ん。。。』
 も〜〜〜〜このバカたれ!!!!


 そんな時に役立つのが“ねこじゃらし”だ。
 とてもベーシックな猫の遊び道具だが、これよりも猫をまっしぐらにさせるアイテムは他にはない。
 床に落ちているねこじゃらしを拾い上げ、左右にふりふり。
 「とら〜〜〜〜〜〜っ、ほいよっ」
 するとどうだ。
 しゃっ!!!!!!!!!!!!!!!!! ともけもけした物体めがけダイブ!!
 そのまま10分間くらいしばらくその物体とセッションを始めたので、こっちはおいしくそうめんを食す。
 てな具合で、かなりの勢いでこのねこじゃらしなるアイテムに助けられてます。
 ねこってのはどんなに夢中にしていることでも、こんなシンプルなアイテムの動きにカットインされた瞬間に、いとも簡単に自分の動きを支配されてしまうなんて実に哀れな生き物だ。人間だとこんなにも必死になてることってないだろうと考えるとリスペクトだったりもする。


 余談だけど、お世話になってる方から判子を頂いた。
 足あとがなんともかわいい!!!!
 センスいいですな。
 こういう頂き物は実にうれしい。


 って、このコラム自体が我が家のペット自慢みたいで気持ち悪いよね〜〜〜。

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高橋(ジェラシ)毅/スタイリスト
寝ている間にトラに髪の毛をくしゃくしゃに噛まれたので、ぐしゃぐしゃに。。。
なので散髪しました。


vol.45『トウダイモトクラシ』はコチラから。


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